血糖値が高い状態が続くと、手や足などの比較的細い神経や自律神経に障害が起こります。これは、高血糖によって神経がむくんだり、高血糖で変性したたんぱく質がくっついたり、神経に栄養を供給する毛細血管が詰まって神経が部分的に死滅するために発症すると考えられています。
手足などの末梢神経に障害があると、指先の違和感、足底に紙が張り付いたような感じ、正座した後のようなしびれといった自覚症状が現れます。症状は通常、足先から左右対称に現れ、夜間のほうが強くなります。
病状が進行すると神経が死滅して逆に何も感じなくなり、症状が改善したと錯覚することがあるので、注意が必要です。
自律神経は心臓をうこかす回数を増やす、血管を収縮させるなど、自分の意思では調節できない、しかし生きていくためには欠かせない働きをする神経です。
高血糖によって自律神経の働きが侵されると、脳貧血、インポテンツ(勃起障害)、胃腸の運動、排尿障害などが起こります。神経障害を調べるための検査は以下の通りです。
末梢神経伝導速度
末梢神経による刺激の伝わる速度を測定する検査です。神経障害になると刺激の伝わり方が遅くなります。
呼吸心拍変動係数
自律神経の働きを調べる検査です。安静時と深呼吸をしたときの脈拍の感覚の変動を調べます。自律神経に障害が起きると深呼吸時の変動が減少します。/p>




