総コレステロールの検査

血液中には、コレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸、リン脂質という、4タイプの脂質が流れています。これらの脂質が増えて正常範囲を超えた状態が高脂血症です。高脂血症のうち、コレステロールの量が多いものを高コレステロール血症といいます。

コレステロールは、細胞膜の成分であり、胆汁やホルモンの材料にもなる大切な脂質です。コレステロールは、おもに肝臓で合成され、また食事からも補給されています。

私たちの体には、コレステロールの量を調節する機能が備わっているのですが、何らかの原因でその機能が低下したり、コレステロールが作られやすい生活をしていると、血管内にコレステロールが蓄積して動脈硬化を形成し、血管障害を起こしやすくなります。

総コレステロールの基準値
120〜219mg/dl。基準値の上限を超えて259mg/dlまでが要注意の範囲で、さらに超えると、薬物療法が必要になってきます。
コレステロール値を高くする原因に、肥満、家族性高脂血症、糖尿病甲状腺機能低下症などがあげられます。
逆に低い場合は、肝臓障害、栄養吸収障害、低βリポたんぱく血症などがあげられます。

注意点
コレステロールには、LDL(悪玉)やHDL(善玉)などがあります。総コレステロール値は、それらの合計を意味しています。ですから、総コレステロール価が高い場合は、LDLが多いためにあがっているのか、HDLが多いためにあがっているのかを見極める必要があります。