日本糖尿病療養指導士

糖尿病の患者さんに対する食事療法、インスリン注射、運動療法など、糖尿病の治療に関する豊富な知識を持ち、患者さんの生活援助を行う医療専門スタッフに与えられる専門資格で、日本糖尿病療養指導士認定機構が認定を行っています。

近年、糖尿病の患者数あるいは予備軍と見なされる人の数は増大しており、平成20年にメタボ健診(特定健康診査・保健指導)がスタートしたこともあり、この病気の予防や診療に有効な資格の重要性が高まると予想されています。

受験資格としては、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士のいずれかの医療資格を有し、所定の条件を満たす医療施設において、継続して2年以上の糖尿病療養指導の業務に従事した経験を有すること、認定機構主催の講習会を受講し、受講修了証を取得していること、筆記試験に合格することが求められます。

高血圧などが要因で突然やってくる脳梗塞は脳ドックで未然に予防しましょう。

高血圧と動脈硬化の関係

高血圧と動脈硬化は互いに影響しあいます。高血圧では血管壁に傷がついて、動脈硬化の下地を作ることになります。そして、動脈硬化が進むと血管に血液が流れにくくなるため、血圧が上がっていくという悪循環の繰り返しになります。

収縮期血圧が180mmHg以上になると、狭心症心筋梗塞などの虚血性心疾患による死亡率が、性状血圧の人の約3倍に、拡張期血圧が110mmHg以上では5倍になることがわかっています。

血圧の測定値は、運動後は低くなるのが普通です。測る時間や緊張しているかどうかも血圧に影響を与えます。一般的に、自宅で測った血圧は低めとなり、病院で測ると高くなります(白衣高血圧)。

病院と自宅で血圧が大きく違う場合には、自宅で測定した結果を医師に見てもらうと良いでしょう。ただし、同じ腕で続けて測定すると、1回目よりも2回目の方が低くなりますので、測定値としては1回目のものを採用します。

医療技術の進歩により、循環器疾患の検査・治療・看護には高い専門性が求められおり、循環器専門看護師の必要性が各医療機関で高くなっています。

糖尿病の食事療法

糖尿病の治療の基本は、食事療法と運動療法です。食事療法については、管理栄養士に相談して行う必要があります。医師は指示カロリーを栄養士に伝え、管理栄養士は逸れに基づいて医学的に正しい指導を行います。ポイントを簡潔にまとめると以下のようになります。

  1. 医師に指示エネルギーを設定してもらう。
  2. 管理栄養士の正しい指導を受ける。
  3. 食品交換表という糖尿病の教科書の概念を身に付ける。
  4. 献立の立て方、組み合わせに悩んだら、書店に数多くある糖尿病患者向けの献立本などを参考にする。
  5. 栄養士とはできるだけ頻繁に相談し、指導を受ける。細かい日々の食事記録をつけておくことも必要。
  6. 血糖コントロールが良くなっても、栄養指導を受けるようにする。とくに、薬剤を服用してコントロールが改善している場合には、油断は禁物。なおさら、食事に注意が必要となる。

糖尿病の新診断基準が、2010年7月1日に施行されることが決定し、診断基準に「HbA1c 6.5%以上」が追加されました。

脈拍数

家庭用血圧計は、血圧値とともに脈拍数も表示されます。血圧が上昇する原因は、緊張による交感神経刺激があります。そして、交感神経機能が活発になると脈拍数も増加します。ですから、血圧も脈拍数も上昇するときは、緊張によるものだと考えられます。

脈拍数も日々の状態に応じて変動します。例えば、寝る前のリラックスした状態ではおおよそ毎分50〜80回ですが、いつも80回以上ある場合は、ストレス状態が続いている可能性があります。
100回以上あればホルモン異常、心不全など、何かしら心身の異常が存在するかもしれないので、医療機関で調べてもらう必要があります。

一生のうちに心臓が動く回数には限界があるため、脈拍数が多い場合は長寿が期待できないことが知られています。日頃から軽い運動をする、喫煙をやめる、ストレスを歯さsんすることで、脈拍数は少なめにすることが可能です。

メタボリックシンドロームの人の脈拍数は、そうでない人に比べ、明らかに多いことがわかっています。特に拡張期血圧が高い人、血糖値が高い人では脈拍数が多いことがわかりました。内臓脂肪が蓄積するとインスリン抵抗性が引き起こされて交感神経が活性化し、脈拍数が増加します。

なお、脈拍数が少なすぎる場合、特に40回未満では臓器が必要とする血液を十分に供給できなくなります。めまい、目の前が真っ暗になる、フーッと意識が遠のくなどの症状があれば、速やかに医療機関を受診する必要があります。

高血圧を改善する運動

運動は体にとってさまざまな効果的なはたらきをします。高血圧の人にとっては、等張性運動のような、全身をダイナミックに動かす運動が血圧を下げる効果があります。

一方、運動をすると筋肉にたくさんの酸素を運ばなければならないため、脈拍は上がり、同時に血圧も高くなります。普段血圧が高めの人は、運動によって急激に血圧が上がらないように気をつけなければなりません。等張性運動のような、息をこらえたまま一気に重い物を持ち上げたり、急激に運動強度を上げるダッシュ走のような無酸素運動は、高血圧の人には不向きです。

早朝は、自律神経系において夜間の脈拍を下げ血圧を下げる副交感神経から、活動のための交感神経に入れ替わる時間帯です。この変化が過度におきると血圧が上がりやすい(早朝高血圧)ので、早朝の運動はできるだけ避けましょう。

また、寒い日は帽子とてぶくるをつけ、首にはタオルを巻くなどして露出部を減らし、ウォームアップを入念に行なって、時間をかけて運動強度を上げていくようにします。

運動中や運動後は多量の血液や酸素を筋肉に運ぶために血管が広がり、拡張期血圧が下がります。これは一時的な運動の効果ですが、2〜3ヶ月続けていると降圧にはたらく物質の酸性が増加し、血管の弾力性もよくなって、収縮期血圧、拡張期血圧ともに下がり、運動による血圧の過大な上昇も緩やかになってきます。

高血圧の人の筋力トレーニングは厳禁ではありませんが、20〜30回は楽に繰り返せるくらいの運動内容にして、ゆっくりとした動作で息を止めないように注意します。

脂肪肝

肝臓に過剰に脂肪が沈着した状態を脂肪肝といいます。脂肪肝は通常、腹部超音波検査で診断します。ここでいう脂肪とは、中性脂肪(トリグリセリド)のことです。脂肪肝を起こす三大原因は、肥満、飲酒、太った人の糖尿病です。

脂肪が肝臓の細胞内に蓄積していくと、肝細胞は破壊され、細胞内に存在するGOT(AST)、GPT(ALT)が血液中に流れ込みます。血液検査をすると、脂肪肝の人ではこれらの量が増加していることがわかります。

つまり、GOT・GPT値が高ければ、肝細胞が障害されていることがわかるということです。また、過剰な飲酒習慣があると、肝臓内に存在するγ(ガンマ)GTPの産生が高まります。血液検査でγ-GTP値が高い場合は、飲酒の習慣を見直す必要があります。

これまでは、お酒をたくさん飲むと脂肪肝からアルコール性肝炎、そして肝硬変へと進んでいくことが問題視されていました。しかし、飲酒の習慣がない人でも、症状がほとんどないまま肝硬変、肝臓がんへと進行していく「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」という病気が起こることが、最近わかってきました。

NASHの詳しい原因はわかっていませんが、糖尿病に関係する「インスリン抵抗性」が深く関わっているとみられています。インスリン抵抗性は、糖の代謝に関係するインスリンが効きにくくなっている状態です。

内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞が出す悪玉のアディポサイトカインの作用でインスリン抵抗性が増しますが、この悪影響が肝臓に出たのがNASHではないかと考えられています。

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